TOKYO LIGHTS内の1minute Projection Mapping Competitionにて、招待作家として作品を展示させていただいた。 真鍋大度さんにご紹介いただいて、という経緯(!!!)。
プロジェクトページも作ったが、考えていたことの記録用として。
プロジェクションマッピングは、1ジャンルとしてかなり成熟しており、"いかにも"な表現が確立されているように思う。
今回は、招待作家というありがたいポジションをいただいたので、リスペクトはしつつ、あまり媚びすぎずに自分のやりたい表現で勝負しようと思っていた。
"LIFE"というコンペのお題から発想して、福岡伸一や動的平衡について思いを馳せながら制作を進めた。
オーディオビジュアル作品として、課題は山盛りではあるが、今できることをちゃんとやりきった手応えがあった。プリミティブをつなげてグネグネさせたら楽しそう、というワンアイデアで最後まで走れた...!!
あとは、今回も表現に関わるところは自分1人で完結できて嬉しかった。
ENDLESS IMAGINARYの反省だった、
をなんとかしようと頑張った。
曲のStemからいい感じにMIDIを抜いてキーフレームに反映させるようなツールを作ったり(これは発展させたものがHoudiniVezerSync)、頂いた曲の尺の中で、前半はオブジェクトの数をセーブして、抑えめ抑えめで後半畳み掛けるみたいな展開にできた。
制作時のディスプレイで見ていた時よりも、現場で統制された時の完成度が若干劣ってみえたのが非常に悔しい。
過去事例で、かなり書き込まれた絵や半透明な物体でもわりに見えてそうだったので、シビアな表現もいけるんだなと思って自覚的に舵を切った結果なので、甘かったな、という反省。
自分のやりたい表現でやりたいようになった、ということの裏返しでもある...
4K以上の解像度で納品で、Davinci Resolveで最終的にコンポジットしたが、謎にMedia Offlineが出たりして非常に困った。I/Oが追いついていないのではないか、と思っているがいまだに謎。
Proxyの作り方や形式の選択などは事前にもっと検証しておくべきだったなと反省...
今後に備えてハード的な投資をしてもいいなと思っている。
懇親会の際にフィードバックをいただいて、レベルアップするには、ただオーディオに反応させるだけでなくて、自分で動きを作っていくことを意識して取り組もうと思う。
M1で、学生の残り時間が少なくなってきたので、研究に本腰を入れて取り組みつつ、学生の間にもう1作品くらいフルパワーで制作できたらいいな、という目標。
CGがやっぱりめちゃくちゃ楽しいので、もっと強くなっていきたい。
このような機会をくださった、プロジェクションマッピング協会様、真鍋大度さんに感謝申し上げます。
また制作サポートとして人手が必要な部分を手伝ってくれた、73ch, kyo imaiに非常に助けられました。
別視点からのレンダリング結果を見てくれ
現地で雑に撮影した記録を見てくれ
おわり
プロジェクトページ